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院長 根岸です。
まだ雨の日が多い、少し前のこと。
暑いにもほどがある・・・そんな風に思いながら診療をしていたら、穏やかな患者さまから一言。
「今日は雨ではなく晴れで良かったです」
な、な、なんと、根岸、ひととしての未熟さを痛感しました。暑い暑い言っていても変わりません。良い方に考えなければ!
さて、そんなこんなしている日々、7月9日、私は3年ぶり?に公の場で講演を行いました。コロナ禍では身体の弱い私は絶対リモート講演を決め込んでいたのです。
ついに外に出るしかなくなり、講師を務めたのは、根岸こだわりのIPLを初めて世に出したルミナスビー(ルミナス)社のセミナーです。
IPLとはフォトフェイシャルに用いる光のこと。
考案したドクターから直接学ぶ機会を得て、私、根岸はアジア人に対する治療を世界で初めて論文発表を行いました。
ここから私の美容と研究、診療の道のりが・・・という話はさておき、今回はスキャナー付炭酸ガスレーザー、AcuPulse(アキュパルス)の話でした。
これはとっても高性能な炭酸ガスレーザー機器です。
用途は大別して2つ。ひとつは、ホクロ・イボなどの良性皮膚腫瘍の治療。従来の機器と比べると病変の取り漏れがなく、痛みが軽く、仕上がりがきれいです。
当院では他院で敬遠されがちな汗管腫や脂腺増殖症も積極的に治療しています。
もうひとつは、フラクショナル照射、やけど、ニキビ、外傷などの傷あとの治療や、ちりめんジワ、まぶたのシワ・たるみなどのアンチエイジング治療。
レーザーを点状(円柱状)に照射して、その部分の皮膚(傷や加齢で変性した皮膚)を健やかな皮膚に置き換える治療。AcuPulseは設定の自由度が高く、1回あたりの治療効果を高める工夫ができます。
いずれの治療も高性能な機器を所有するだけではどうにもならず、経験と技術が必要な治療ですので、美容皮膚治療歴約25年、僭越ながらそのあたりをお話ししました。
美容皮膚治療は学びの場が少なく、見様見真似の治療が行われている現状があります。セミナーや学会での情報交換は大変重要です。
とはいえ、未だコロナに感染するまいと頑張っている根岸、会場ではマスクを付けたり外したりしながら過ごしました。
講演中、演者の先生方との記念写真です。
導入クリニックで配布されているAcuPulseのリーフレットは私、根岸が監修しております。
大学勤務時代の症例です。