しわ・たるみの主な原因は加齢による真皮の変化です。皮膚は表皮(靴擦れ、やけどなどでめくれる薄皮)とその下層の真皮、さらに下層の皮下組織から構成されています。皮下組織には皮膚と筋肉をつなぐ垂直方向の線維組織があります。
ごく初期の浅いしわ以外、ほとんどのしわは真皮の変化によるものです。おおまかに言うと、真皮はその主体で弾力とハリを保つコラーゲン(膠原線維)、コラーゲンを束ねて弾力を高めるエラスチン(弾性線維)、これらの間を埋めるヒアルロン酸から構成されています。
加齢によってコラーゲンが減少してしまうことはよく知られていますが、それだけでなく、コラーゲンやエラスチンは変性してしまいます。そうすると、皮膚の弾力が低下し、緩み、しわが形成されるようになり、さらにはたるみ症状もでてきます。加齢以外にも、女性ホルモンの減少、喫煙、乾燥、紫外線などが、しわ・たるみの原因になります。
しわやたるみに対するエステ施術や家庭用美顔器は大きな市場となっていますが、確かな効果を求めるのであれば、美容医療が適した選択です。
ウェルクリニックのしわ・たるみ治療
ウェルクリニックでは、高性能の治療機器、注入治療、高機能化粧品など、さまざまなしわ・たるみ治療を行っています。
しわの種類やたるみの程度に応じて、また、どの部分をどのように改善させたいのか、ご希望に応じた治療を提案しています。わざとらしくない、無理をしない、自然なアンチエイジング治療を行うことがウェルクリニックの考え方です。
しわ治療
はっきり刻まれてしまったしわにはヒアルロン酸注入、表情によって目立つしわにはボトックス注射。これらの治療は直後~数日ではっきりした効果が分かる優れた治療です。とはいえ、不安を持たれる方は少なくありません。その理由の多くは不自然な顔になってしまわないかというものです。
不安を解消する答えは、ヒアルロン酸注入は注入する量によって印象が大きく変わること、ボトックス注射は注射する量と濃度で表情筋への影響の程度や範囲が大きく変わる治療だということです。無理せず自然なアンチエイジングを行っていますので、「思っていたより簡単なことだった」「もっと早くこの一歩を踏み出せばよかった」と言われることが多くあります。どのしわをどのくらい改善させるのか、しっかりイメージしてから治療を受けていただいていますので、あまり不安に思わずにご相談ください。
そうは言っても、こうした埋め合わせの治療ではなく、自分自身の肌を若返らせたいという希望も多くあります。その場合、しわの改善は穏やかになりますが、その分、そのほかの症状(例:シミ、たるみなど)を同時に改善させるエクセルフェイシャルやフォトフェイシャルという肌の治療をお勧めしています。
また、まぶたのしわとたるみが合わさった症状には手術しかないとあきらめている方が多いようですが、フラクショナルレーザーという効果的な治療があります。
たるみ治療
コラーゲンの減少と変性に重力が作用して、皮膚は緩んで下方にたるんでしまいます。たるみはコラーゲンやエラスチンを増やして若々しい皮膚組織に近づける治療で改善させることができます。これには超音波やレーザーなどの機器を用いた治療が適しています。治療によって、緩んだ肌が引き締まり、たるみの程度が軽くなります。治療機器によっては、真皮やさらに下層の皮下組織、皮膚と筋肉の間の線維組織層に照準を合わせた治療をすることができます(医療用ハイフ)。
たるみの治療で難しいことのひとつは効果をイメージしてもらうことです。例えばシミの治療であれば、「見えなくなる、メイクで簡単に隠せるようになる」などと説明しやすいのですが、たるみの場合、全くなくなるということはありません。世の中には多くの情報が氾濫しており、たるみが全くなくなるかのような宣伝を見かけますが、現実的には3年~5年前の状態をイメージすることが適当です。
別の考え方として、法令線やマリオネットラインが目立っている場合、その部分にヒアルロン酸注入を行う方法があります。全体的なたるみ自体は変わらなくても、目立っている部分を改善させることによって、たるみが引きあがったように見えます。
機器を用いた治療と注入治療を組み合わせれば、さらに高い効果を期待することができます。どのような方法がご自身に最適なのか、ご相談ください。
ウェルクリニックのしわ・たるみ治療一覧
しわ・たるみ対する治療効果を★の数で表しました。ウェルクリニックにおける一般的な治療効果ですので、個々の症状、肌質、生活スタイル、スキンケアなどによって期待できる効果は異なります。ほかにも肌質や生活スタイルに合わせた治療を行えるようにさまざまな治療法を提供しています。