〒104-0061 東京都中央区銀座2-7-10銀座マロニエテラス9F
完全予約制03-6263-2236

炭酸ガスレーザー・フラクショナルレーザー

炭酸ガスレーザー・フラクショナルレーザー|銀座駅、銀座一丁目駅から徒歩2分の美容皮膚科|ウェルクリニック

炭酸ガスレーザー

1.治療の概要

炭酸ガスレーザーの波長(10,600nm)が皮膚の水分に選択的に吸収される性質を利用して、皮膚を蒸散・凝固する治療に用います。
炭酸ガスレーザーにはスポット照射(一般的な照射)とフラクショナル照射(コンピュータで制御された点状の照射)の2種類の照射方法があります。

炭酸ガスレーザーのスポット照射(以下、炭酸ガスレーザー)は主に小腫瘍の治療に用いるレーザーです。切除では傷跡を残してしまいますが、レーザーでは目立った傷跡を残すことなく、多くの小腫瘍を治療することができます。

  • 小腫瘍とは、脂漏性角化症、脂腺増殖症、汗管腫、稗粒腫、ほくろなどのことです(症状別『イボ・ほくろ』参照)いずれも、メラニンとヘモグロビンに選択的に吸収される波長(波長帯)を用いて治療を行います。
  • 他に、傷跡、ニキビ跡などの治療に用いることもあります。

2.ウェルクリニックの炭酸ガスレーザー治療

  • ウェルクリニックでは、スキャナを搭載した高性能の炭酸ガスレーザー(ルミナス社製AcuPulse)を採用しています。スキャナを使用することでスポット照射のサイズを指定でき、小腫瘍の底面をスキャナのない機器に比べて、よりきれいに正確に蒸散・凝固をすることができます。

    ウェルクリニックの炭酸ガスレーザー治療

    ウェルクリニックの炭酸ガスレーザー治療

    スキャナなしの従来式レーザー(左)とスキャナ付きレーザー(右)による治療のイメージ

  • 炭酸ガスレーザーは他のレーザーと比較して、術者の技術と経験によって治療の出来栄えが左右されるレーザーです。ウェルクリニックで使用しているレーザーは、私が作成した推奨設定、使用マニュアル、リーフレットが全国で使用されておりますので、自信をもって治療を行っています。

3.この治療が向いている方

  • 小腫瘍の除去を希望している方で、切除術を好まない、または、切除術の適応にならない方
  • 病変の性質によって再発の可能性があること、数回の治療が必要になることをご理解くださる方

4.期待できる効果

  • 小腫瘍(脂漏性角化症、脂腺増殖症、汗管腫、稗粒腫、ほくろなど)の除去
  • 傷跡・ニキビ跡などの改善

5.治療回数と間隔

小腫瘍の種類によって異なります。

  • 脂漏性角化症など多くの病変では一度の治療で除去できます。
  • 脂腺増殖症、汗管腫、ほくろなど、病変が皮膚の深部まで存在するものは、大きさによって2~3回程度の治療を行うことも多くあります。その場合は1~1.5か月程度の間隔をあけます。
  • ほくろなど、一部の小腫瘍は再発を認める可能性があるため、その状態によって追加治療を行います。

6.ダウンタイムと合併症、注意点

この治療はダウンタイムのある治療です。治療した部分は、その大きさで皮膚が蒸散・凝固されるため、治療直後は擦り剝けた傷のようになります。皮膚の深部まで存在する病変の場合、少しえぐれたような状態になります。

  • 新しい皮膚が新生するまで、およそ1週間かかります。その間、軟膏処置やテープ保護などの自己処置を行ってもらいます。
  • 深くまで蒸散・凝固を行った場合、平らになるまでに数週間かかることがあります。
洗顔、入浴には制限はありません。メイクは治療部分を避けるか、テープの上から行ってもらう場合があります。

合併症として、高頻度に1~3か月程度の赤みを認めます。深い病変の治療では陥凹瘢痕を生じるリスクがありますが頻度は高くありません。

  • 治療後に赤みがある間は紫外線防止を行い、色素沈着を予防してもらいます。

7.治療の流れ

1

洗顔やふき取りで治療を希望される部分の皮膚に何もついていない状態にします

2

カウンセリング

カウンセリングでご希望をうかがいます

3

丁寧に診断

病変を詳しく診察・診断します(治療の可否、効果を予想してお話しします)

4

治療前の肌状態を画像撮影解析装置で記録

治療前の肌状態を画像撮影解析装置や
拡大レンズを装着したカメラで記録します

5

同意説明書で治療内容を確認します

6

治療

痛みを軽減させて炭酸ガスレーザーを照射します(塗布麻酔(20~30分間待ちます)、冷却、局所麻酔のいずれかを用います)。治療時間はひとつの病変につき、数秒~数分です

7

照射した部分に軟膏処置かテープ保護を行います

8

治療部分を冷風装置で冷却

治療部分を冷風装置で冷却して鎮静化します

9

治療部分を避ければ、すぐにメイクをすることができます

8.症例写真

症例写真1

症例写真1

脂漏性角化症(隆起したシミ)

50代男性

炭酸ガスレーザー1回治療後

症例写真2

症例写真2

隆起性のほくろ(母斑細胞母斑)

40代女性

炭酸ガスレーザー2回治療後

症例写真2

症例写真2

線状瘢痕(傷跡)

50代女性

炭酸ガスレーザー3回治療後

フラクショナルレーザー(炭酸ガス)

1.治療の概要

  • 炭酸ガスレーザーの波長(10,600nm)が皮膚の水分に選択的に吸収される性質を利用して、皮膚を蒸散・凝固する治療に用います。
  • 炭酸ガスレーザーにはスポット照射(一般的な照射)とフラクショナル照射(コンピュータで制御された点状の照射)の2種類の照射方法があります。
  • 炭酸ガスレーザーのフラクショナル照射(以下、フラクショナルレーザー(炭酸ガス))は、照射部分の皮膚を円柱状に蒸散・凝固します。表面から見るとボールペンの先くらいの点が規則正しく並んだ状態の照射です。照射部分は皮膚の再生・治癒力によって修復され、治療前に比べて健やかな皮膚になります。そのため、皮膚の若返り、傷跡、ニキビ跡などの治療に用います。(症状別『しわ・たるみ』『傷跡・ニキビ跡』参照)

2.ウェルクリニックのフラクショナルレーザー(炭酸ガス)治療

フラクショナル照射のイメージフラクショナル照射のイメージ

  • ウェルクリニックでは、高性能のスキャナを搭載した炭酸ガスレーザー(ルミナス社製AcuPulse)を採用しています。スキャナを使用することで精密なフラクショナル照射が可能です。

  • フラクショナルレーザーは点と点の密度、出力、パス数など、経験をもとに設定する項目の多いレーザーです。肌質と症状に適した設定で照射を行わないと効果が不十分になるばかりか、合併症を生じる原因になってしまいます。ウェルクリニックでは長年の経験を生かした治療を行っています。とくに、まぶたのしわ・たるみに対する治療は好評です(症状別『しわ・たるみ』参照)。

3.この治療が向いている方

  • 加齢やその他の理由によって、皮膚組織に明らかな変化が生じている方
  • エクセルフェイシャル・フォトフェイシャル(IPL/光)治療では効果が不十分な毛穴の開きなどがある方
  • ダウンタイムがある治療を受け入れられる方

4.期待できる効果

  • 加齢による皮膚の緩み、とくに、まぶたのしわ・たるみ
  • 毛穴の開き
  • 傷跡・熱傷後瘢痕(やけどの跡)・ニキビ跡など

5.治療回数と間隔

  • 治療回数は症状によって異なりますが、一般に3回程度の治療で見た目の変化を実感できます。
    (1回ごとに徐々に効果が明らかになります)
  • 治療間隔は1.5~2ヶ月程度あけます。

6.ダウンタイムと合併症、注意点

この治療はダウンタイムのある治療です。また、術後ケアが治療結果を左右する治療です。

照射設定によりますが、一般に4~5日程度は照射した部分が赤くなり、7日程度は細かい点状のかさぶたがついた状態になります(ひとつひとつの点はボールペンの先くらいの大きさです)。

  • この間、治療部分を刺激せずに軟膏処置を行ってもらいます。
洗顔、入浴には制限はありません。メイクは3日程度、治療部分を避けるか、または、軟膏の上から行ってもらいます。
合併症として、照射部分に遷延する赤みや色素沈着が生じる可能性がありますが、適切な処置を行えば低頻度に抑えられます。
治療後に赤みがある間は紫外線防止を行い、色素沈着を予防してもらいます。

7.治療の流れ

1

洗顔やふき取りで治療を希望される部分の皮膚に何もついていない状態にします

2

カウンセリング

カウンセリングでご希望をうかがいます

3

肌の状態を詳しく診察・診断します(治療効果を予想してお話しします)

4

治療前の肌状態を画像撮影解析装置で記録

治療前の肌状態を画像撮影解析装置か拡大レンズを装着したカメラで記録します

5

同意説明書で治療内容を確認します

6

治療

痛みを軽減させて炭酸ガスフラクショナルレーザーを照射します(塗布麻酔を塗って20~30分間待ちます)。治療時間は照射範囲によって、5~20分程度です(例:まぶたは約5分)

7

照射部分に術後の腫れを予防する湿布

照射部分に術後の腫れを予防する湿布をします

8

肌を冷風装置で冷却

肌を冷風装置で冷却して鎮静化します

9

治療部分を避ければ、すぐにメイクをすることができます

8.症例写真

症例写真1

症例写真1

下眼瞼から頬のしわ

50代女性

フラクショナルレーザー(炭酸ガス)1回治療後

症例写真2

症例写真2

下眼瞼から頬のしわ

70代女性

炭酸ガスフラクショナルレーザー1回治療後(頬広範囲のエクセルフェイシャル(3回治療)と下眼瞼から頬のしわにフラクショナルレーザー治療(1回)を行った例)