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家庭画報、5月号に掲載していただきました。
特集は「シミ治療で肌質改善」。
まず、シミの種類についての解説。
そして、信頼の医師とクリニックとしても紹介いただきました。
レーザーなどの機器を用いたシミ治療は大学附属施設で長く研究テーマとしていた分野です。
中でも、定番の治療として知られるIPLと最近広く普及しているピコレーザーは、いずれも機器の開発から携わった経験があり、自信を持ってお勧めしています。
シミ治療はどの医療機関で受けても同じではありません。
「的確な診断ができること、適切な治療ができること、患者さんに協力していただくこと」
この3点セットが必要です。
患者さんの協力とは、日焼け防止と正しいスキンケア、何も難しいことはありません。
シミと肌質改善はどういう関係?と思われるかもしれませんが、私は「目立つシミが取れるだけよりも、土台の肌が健やかな方が映えが良い」と考えています。
これは25年近く前にIPLという光治療と出会ったことから始まります。
当時はダウンタイム(回復に要する期間)なしで肌質を改善させる、という明確な概念がなかったのですが、IPLという光が登場して状況が変わりました。
IPLを肌全体に照射することで、シミや赤みの改善とともに肌質も改善させることができるのです。
当時は懐疑的に見られることもあったので、研究、学会発表、論文書きに随分と頑張りました。
今ではIPLの第一人者と称していただけるまでになりましたし、一般的にも肌の総合的な改善は当たり前の考え方になりました。
肌質改善とは、きめの粗さ、つや・ハリのなさ、毛穴の開き、小じわなどの改善のこと。
一般にシミができはじめる30歳頃はシミの治療だけでも十分かも知れませんが、40、50と年を重ねるごとに、土台の肌質の改善も望まれます。
当院ではBBLという機器によるBBL HERO照射を行っています。
痛みが軽いのに効果が高い、低出力複数パス照射のIPL治療です。
さらに私が提唱した二段階照射:全体の照射のあとに設定を変更してとくに目立つ部分に照射する方法 で効果を高める工夫もしています。
シミと一口に言ってもその状態と肌質はひとそれぞれ、25年も行っている治療ですが、最良の治療を提供できるよう努力し続けております。
また、症状によって、エクセルフェイシャル(エクセルVによるシミ・肌質改善治療)をお勧めすることもあります。
こうした内容をきれいなレイアウトとわかりやすい文章で掲載していただき、とても嬉しく思いました。
家庭画報の皆さま、ありがとうございます。
通院中の患者さま、関係各社の方々にも好評です!
院長 根岸圭